2024年、滋賀県長浜市のユネスコ無形文化遺産、日本三大山車祭（祇園祭・高山祭・長浜曳山祭）の一つ「長浜曳山祭」をご紹介しています。
子ども歌舞伎は子ども狂言とも呼ばれ、4月13日から4月16日まで行われます。
2024年「長浜曳山祭」日程
■ 4月13日（土） 十三日番 18:00より 出番山組町内にて狂言執行
■ 4月14日（日）
・自町狂言 午前中
・登り山 午後～16:00
・役者夕渡り 19:00 八幡宮から一八屋辻へ
■ 4月15日（月）
・役者朝渡り 8:30までに 八幡宮到着
・狂言奉納 9:25 八幡宮 その後、曳山博物館 南側、御旅所でも行われます 9:45～18:20
・戻り山 御旅所から各山組町内へ
■ 4月16日（火） 自町狂言 9:00～20:00
以下は、2022年4月13日の「籤取り式」で弐番山に決まった「壽山」の子ども歌舞伎をご紹介しています。
■弐番山 壽山 ことぶきざん（大手町組）
外題（題名）『GOEMON 石川五右衛門』（創作歌舞伎）
◆御幣使 後藤正太 6歳
◆三役
振付 水口一夫
太夫 竹本朋太夫
三味線 豊澤勝二郎
◆役者
石川五右衛門 鈴木創太 11歳
友市 栗原優太 10歳
カルデロン 中村祐樹 11歳
石田の局 宮村大我 10歳
石田三成 上田新 9歳
仙谷権兵衛 平山夏樹 10歳
◆あらすじ
（長浜曳山まつりのパンフレット参考）
時は桃山時代、天王山で明智光秀を破った豊臣秀吉は天下を統一しました。
その頃、イスパニアから日本にキリスト教の布教のため訪れていたイエズス会の通訳カルデロンは、明智光秀の家来四天王但馬守の娘石田の局と恋仲になり、一子友市をもうけました。
幸せに暮らしていた一家に突然の不幸が襲います。
今まで織田信長が許可していた、我が国でのキリスト教の布教、イスパニアやオランダ、ポルトガルとの交易に、豊臣秀吉は突如禁止令を出しました。
すべての異国人を国外退去としたのです。カルデロンも例外ではありませんでした。
石田の局もその美貌が仇となり、秀吉に側女として聚楽第に来ることを命じられました。
石田の局は友市に刀を授け、仇の秀吉に一太刀報わんと死を決意して聚楽第に向かいます。
両親と別れた友市は、孤児となってしまいます。
友市は、思い出すのは父と踊ったフラメンコと、フラメンコを踊ります。
それから10年後、ここは春爛漫、京都南禅寺の山門。
天下の大泥棒、石川五右衛門は、その山門を隠れ家としていました。
実は、五右衛門は友市の成人した姿だったのです。
五右衛門が「絶景かな 絶景かな」と、都の春景色をと眺めているところへ、五右衛門を捕らえに秀吉の命を受けた石田三成が忍んで来ます。
石田三成は、五右衛門が幼馴染の友市だと分かり、捕えずに帰っていきます。
五右衛門は、夢に見るのは父の祖国イスパニアと、フラメンコを踊るのでした。
最後に、役者たちが再登場してお礼のご挨拶となります。
役者さんの真剣な見事な演技に拍手です👏
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