光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館「源氏物語 恋するもののあはれ展」

滋賀県大津市の石山寺では「光る君へ びわ湖大津大河ドラマ館」と「源氏物語 恋するもののあはれ展」が同時開催されています。

石山寺 光る君へ

まず、「光る君へ びわ湖大津大河ドラマ館」(明王院)を拝観します。

「光る君へ」大河ドラマ館・石山寺

👘「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館・石山寺・滋賀県大津市

👘「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館(石山寺)五節の舞姫・十二単の衣装

👘「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館(石山寺)登場人物・キャスト紹介

大河ドラマ「光る君へ」金田哲(はんにゃ)さん演じる「藤原斉信」はどんな人?

その後、様々な色で装飾された通路を通って行き、

光る君へびわ湖大津大河ドラマ館

隣の「源氏物語 もののあはれ展」(世尊院)を拝観します。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

紫式部と「源氏物語」

光る君へ大河ドラマ館・紫式部と源氏物語

「ここ石山寺は、古来より、多くの進行を集め、平安時代には身分が高い人々も多く参詣されました。

紫式部ゆかりの寺としても知られており、紫式部が石山寺を参籠中に『源氏物語』を書き始めたと伝えられています。

ここでは、紫式部が生み出した『源氏物語』とはどのような物語なのかご紹介します。」

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するものあはれ展」

源氏物語の恋の和歌を現代的に表現したオリジナルイラストや楽曲で紹介されています。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

「からころも 君が心の つらければ 袂はかくぞ そぼちつつのみ」

現代語訳 あなたの心が冷たいから、私の袖はいつも涙で濡れているわ。

解説 鼻が象のように長く先が赤い、決して美人ではない女性がいました。光源氏はその女性を、末摘花(紅の染料をとる紅花)に例えて和歌を詠みました。末摘花は容姿だけではなく、衣装、仕草など全てが古風で、たくさんの女性を見てきた光源氏はがっかりして訪れなくなります。末摘花は光源氏の気持ちを取り戻そうと、本来は正妻しか用意できない正月の晴れ着にこの和歌を添えて光源氏に送ります。その結果、正妻に対して失礼な上に、古めかしい衣装箱、流行遅れの古びた装束だったので、光源氏はさらに落胆します。しかし、ただのプレイボーイではない光源氏。自分は好きになれなくても、相手が自分を愛している限り経済面での援助は続け、末摘花は生涯、庇護を受けました。(監修 同志社大学 岩坪健教授)

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

イラストレーター コメント

後ろ姿を見ただけで誰だか分かるくらい好きな人が、他の綺麗な女の子と一緒にいる姿をSNSで見かけ、思わず画面をスクロールする手が止まってしまいます。シャイで自分に自信がないためなかなかアプローチできない女の子の切ない横顔を、印象的に表現しました。SNSを通じて好きな人の動向がどこにいてもわかってしまう現代だからこそ、「いつになったらこっちを見てくれるんだろう」と相手のことを考え続けてしまう。元の和歌は平安時代のものですが、現代でこそ多くの人が共感する感情だと思いながら描きました。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

「舟とむる 遠方人の 無くはこそ 明日帰り来む 夫と待ちみめ」

解説 明石の君のもとへ向かう光源氏に、紫の上が詠んだ歌です。光源氏は、明石の君との間の娘を皇太子妃殿下にしようと思いますが、当時、京都以外で育った人は妃殿下になれなかったため、娘を妻である紫の上の養女にします。光源氏は、娘を手放した明石の君を慰めに行く前に紫の上の所に立ち寄り、出かける挨拶をします。まだ幼い娘は事情が分からず、外出しようとする光源氏に付いて行こうとするので、光源氏は「明日、帰り来む」と口ずさみます。「明日、帰り来む」は当時流行していた歌謡である「桜人」の一節です。この和歌が詠まれたのは春で、光源氏は桜の直衣を着て出かけたため、まさに桜人という曲名にふさわしい装いです。光源氏が口ずさんだ歌詞を聞いて、複雑な心境である紫の上が皮肉を込めて詠んだのが、この和歌です。

イラストレーター コメント

彼が自分を一番に愛してくれていると信じてはいるけれど、彼に見え隠れする他の女の影に気づいて切なさを覚えている女性を中心に描きました。三井寺を背景に、満開の桜とそこからこぼれるように散っていく花びらで、彼女の今にもあふれてしまいそうな感情を表現しています。不安な気持ちは拭いきれないけれど、それでも「結局彼は自分の元に帰ってくる」と自分に言い聞かせる、強がりで凛とした女性の横顔に注目してください。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

「嘆きわび 空に乱るる わが魂を 結びとどめよ 下がひの褄」

現代語訳 あなたが来てくれないことを嘆きすぎて、私の魂はあなたのところに来てしまったの。このままあなたのもとに置かせてね。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

「大空を 通ふ幻 夢にだに 見えこぬ魂の 行方たづねよ」

現代語訳 大空を行きかい、あの世にも行ける魔法使いよ。あの子は今どこにいるのかな。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

「わくらばに 行きあふ道を 頼みしも なほかひなしや 潮ならぬ海」

現代語訳 再会したのが貝のいない琵琶湖のほとりだったから、甲斐(縁)がなかったのかな。たまたまあなたと逢坂の関所で再会できた時はうれしくて、これからも会えるかと思ったのに。

光る君へ大河ドラマ館「源氏物語・恋するもののあはれ展」

 

◆ 土産処「石山寺 物産館 紫」

🎁光る君へ大河ドラマ館・紫式部「石山寺 物産館」お土産(お取り寄せ)

◆「紫式部ゆかりの花の寺・石山寺」

🌸「石山寺」紫式部『源氏物語』 源氏の間(光る君へびわ湖大津大河ドラマ館)滋賀

🌸花の寺「石山寺」春の桜と名所めぐりと紫式部像(光る君へ大河ドラマ館)滋賀

🌸 花の寺「石山寺」盆梅・梅園と早咲きの桜(光る君へ大河ドラマ館)滋賀

■ YouTube 漫画で日本文学「紫式部 源氏物語」

■「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館 石山寺(明王院)

✿ 同時開催「源氏物語 恋するもののあはれ展」石山寺(世尊院)

開催期間 2024年1月29日(月)~ 2025年1月31日(金)

開館時間 9:00~17:00(最終入場 16:30)

* 入館料 大人(中学生以上)600円 小人(小学生)250円

* 石山寺セット券(ドラマ館入館券+石山寺入山券)

大人(中学生以上)1000円 小人(小学生)450円

会場 石山寺境内(明王院・世尊院)

「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館(石山寺)

滋賀県大津市石山寺1丁目1₋1

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「光る君へ」大河ドラマ館・石山寺

 

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