2023年の「近江八幡左義長まつり」の様子をご紹介します。
3月11日 14:00、八幡山を背にして、日牟禮八幡宮の楼門の前から、渡御(とぎょ)出発です。
左義長の1番手は為心町(いしんちょう)。
左義長に乗った副総神役の方が笛を吹き、掛け声をかけて進んでいきます。
17:30に渡御が帰着し、渡御還幸祭・左義長ダシコンクール審査発表・表彰式と続きますが、
こちらの為心町のダシが「左義長ダシコンクール」で優勝されました。
優勝おめでとうございます!
左義長は松明、ダシ、赤紙の3つの部分を一本(基)にして、前後に棒を通し、つり縄でくくり固めて、神輿のように担ぎます。
松明に取り付けられた「ダシ」は、その年の干支をモチーフに、小豆、大豆などの穀類や、スルメ、昆布などの乾物などの食材で作られています。
■ 為心町のダシの説明
*命題「春薫」
*材料 友白髪、スルメ、飴、しいたけ、道明寺粉、青さ粉、唐辛子、ターメリック、乾燥フカヒレ、かんぴょう、みじん粉など
*制作の意図の説明
本年の干支である兎は、飛躍・向上の象徴とされる事から左義長祭、水郷、五穀豊穣を表す赤・緑・黄の扇面を背景に邪気祓いや厄除けの御守りとして古くから親しまれてきた匂い袋と未来に向かい果敢に飛び出す兎を制作しました。
様々な苦難を飛び越え湖国の豊かな自然と伝統的な文化が継承されることを願い奉納します。